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2009年10月11日 (日)

じぃ・・・・・・っ。

Image091011

(CANON EOS 5D Mark2 + 24-105mm F4)

現実逃避も兼ねて先週のとある日中に映画を1本観てきた(ダメやん 笑)。

っていうことで久々に映画のお話でも。

作品は『 アメリ 』や『 ダ・ヴィンチ・コード 』などで脚光を浴びた
オドレイ・トトゥが主演している『 ココ・アヴァン・シャネル 』。

いわゆる伝記ものに属する映画ですな。

今回の作品はココ・シャネルが、
誰でも知っているブランドを確立する、それ以前の物語・・・。

姉と共に孤児院に送られ育った彼女が、大人となり社会に放り出されて
超がつくほどの男尊女卑時代であったヨーロッパ(フランス)に暮らしながら
様々な事、物、風習への疑問を抱き、また抗いつつ
自身の才能を覚醒させ、やがて強固な“個”を確立していく・・・
という彼女の生き方の原点となるところに焦点を当てているんだけれど、

全体的に淡々として地味な味付けの演出、映像と
主演のオドレイ・トトゥの個性はベストマッチだったと思う。
ただ台本のせいなのか、監督さんの力不足なのか
個性的すぎるシャネルの人生を語る“映画”作品として、
“魅せる”っていう点で物足りなかったかな。
特に本でココ・シャネルの伝記などを読んでいる人には
「・・・・・」な創りの映画です。

映画の構成・演出という点ではシャーリー・マクレーン主演でやった
ハリウッド版の方がちょっとだけ上・・・かな・・・。
(こっちの方は話す言語が英語ってのがイケテナイんだけれど)

大体、ココ・シャネルの物語を2時間程度の枠に収めるのが困難なのかも。

キャスティングとしては文句なく本作品のオドレイ・トトゥが一番。
その個性的な美貌だけでなく、演技も素敵でした。
実際のココ・シャネルも写真などで見ると
モデル並みにスレンダーでいわゆる美人系の人だったのですが、
“じぃ・・・っ”と見つめられると吸い込まれてしまいそうなほど
独特な目の魅力を持つオドレイ・トトゥの美しさがイケテマス。
(個人的な好みが評価の9割を占めていますが 笑)

それにしても、日本の上っ面だけの
右にならえ的なブランド信仰の風潮を見たら
彼女は何て言うのかしらん・・・。

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詳細はそれぞれの方のページを確認してください。

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コメント

おはようございますw。
ご覧になったんですね。
オドレイ・トトゥの『 ココ・アヴァン・シャネル 』。
ま~たDVDに落ちるまで待つ気満々なウチとこですw。
オドレイ・トトゥの独特の大きな瞳、
クルクルと変わる美しい表情。良いですよね。
待ち遠しいなぁ。
映画館に行ければよいのだけど^^。
シャネルのスーツに憧れたこともあったけど、
所詮、身の丈に合わないもの。
彼女の生き様に激しく惹かれます。

フェンス越しに覗いた瞳が印象的な猫さんですね。

投稿: 裏香織 | 2009年10月12日 (月) 08時35分

 あ!もう見られたんですね~、レポート、めっちゃ助かりましたよっ☆
はぃ、私は本を読んだことのある人です…と、言っても好きな漫画家が出された単行本を読んだだけなんですが、私が高校生の頃読んだから、もう20年前になるのか、タハハハ ブッチャケ内容全く覚えてないけど、実家にはまだその単行本はありますから、この映画が公開された時、オカンに送ってもらおっかな…って、ちょっと思いました
私が全然ブランド志向ではないので、この映画を見るかどうかは分からないけど、オドレィさん、本当に個性的で素敵や役者さんだな!!ってのは本当に思います~ 美形ですよね、もうあのお顔が…

あ、そうそう、今日のフェンスの向こうのチラリ猫ちゃんも…可愛い写真を撮られてますよっ 顔が全部見えてないからいいんですよね♪
私も今度シュリのチラ写真にもチャレンジしてみよ~っと

投稿: しゅりっち | 2009年10月12日 (月) 11時43分

こんにちは
若い頃、『ファッションの歴史、上・下』という分厚い本を舐めるように読みました。
その中でもとりわけココ・シャネルの項は力が入っててね。
今で言う、男女共同参画の走りというか、かつてのウーマンリブ運動のような
そんな過激な、その当時ではかなりのアバンギャルドな服装を提案したんですもんね。
なんと言っても、女性をコルセットから解放、スカート裾丈の自由、フリル装飾などからの脱却、
シンプルで動きやすい、働く女性を自ら演出する女性デザイナーの真髄を見ました。
ずっと憧れていた強い女性の象徴がココ・シャネル・・・私だけかな。
ピュンピュン丸さんの解説のお陰で映画は見ないかもです、ありがとう(笑)。
私、まだ自分が身に着ける価値に到達してないと思い、ココ・シャネル持ってません。
一生無理かもです、えへへ。
 
あ、フェンス越しの猫ちゃん、見落としそうになった。 ゴメンネ。

投稿: hiroe | 2009年10月12日 (月) 11時53分

2コメ、失礼しますw。
ブログ2周年、おめでとうでした。
3年目もそしてコレから先も、
ぐぐ~っとずず~っと素敵な画像と言葉、
よろしくお願いいたしますw。

ところで。つかぬ事をお伺い致しますが、
新宿1丁目あたりってどんな雰囲気のとこなんでしょう。
新宿2丁目は、ほら有名な場所だもんだから(笑)。
夜の街っぽいとこなのかなぁ。いろいろなのかなぁ。

投稿: 裏香織 | 2009年10月13日 (火) 11時52分

>裏香織さん

こんにちわ。

はい、また~りと映画鑑賞をしてきました。
彼女の目ってほんとに美しいですよねぇ。
今回の映画の中でもその美しさは際立っていました。
最近の映画ってDVD化が早いですから、
この作品もすぐに出てくると思います。
(あ、でも、ハリウッドものじゃないからなぁ・・・)

シャネルのスーツってシンプルでこの時代でも
違和感なく着られてしまうところが凄いですよね。
ファッションの流行には周期があって
特徴あるデザインは繰り返す(復活する)って言われますけれど、
彼女の作品はずっと続いているんですから、驚愕ですわぁ。

話はかわってブログ、なんとか3年目に入りましたです。
今後も、ぼっちらぼっちら野の猫の特に
街や路地の情景を掲載していきますのでおつきあいください。
今回の猫ちゃんは、街の外れにある空き地に住んでいる猫んなのです。
いつもつき合ってくれてありがとね、うらりーさん。(∩.∩)

新宿ですが、新宿3丁目は一大繁華街で各種デパートや
2丁目近くの方には飲み屋さんがたくさん集まった一角も。
2丁目は御存知、そちらさん(あちらさん)の街(笑)。
で、1丁目はぁ・・・と言われると・・・。
ふむ、あまり印象がないですねぇ。
新宿御苑、四谷が近くにあって、雑居ビルの街っていう感じです。

投稿: ピュンピュン丸 | 2009年10月13日 (火) 12時28分

>しゅりっちさん

こんにちわ。

漫画でも紹介されたことあるんですね。
ココ・シャネルの歴史、人物研究は
きちんとした書籍としてたくさん出ていますから
そちらの方を読むと彼女の人物像が良く理解出来ると思いますよ。

オドレイ・トトゥはその個性的な美しさもですが
演技力が確かなところにも魅力があります。
アメリなどのちょっと不思議ちゃん、可愛い系から
今回のココの様に強い女性のドキュメント的な役柄もOKですから、
今後の活躍が楽しみです。
今回の映画は淡々と彼女の意識が顕著化していく部分に
焦点をあてていて、映像も地味ですから、
楽しい娯楽作品が好きそうな人にはちょっと退屈かもです。

今回の猫は街外れにある空き地に捨てられて
人間不信になっている感のある猫なのです。
その沈みがちの目が印象的でした。

投稿: ピュンピュン丸 | 2009年10月13日 (火) 12時41分

>hiroeさん

こんにちわ。

hiroeさんも読まれましたか~。
ディスプレーデザイナーをされていたのですものね。
もしかしたら服飾系の分厚い専門書の方も読まれたのでは。
自分は興味本位で一般書籍を何冊か読んでみたのですが
かなり独創的な生き方、ものの考え方をする彼女に惹かれました。
本によっては、彼女には虚言癖まであったんじゃ・・・
ってニュアンスの事が書かれていましたが
そんなこんなも含めて不思議な人ですよねぇ。
相方かあさんが書かれている通り、強い女性の象徴だと思います。
彼女の場合はいわゆる強固なフェミニストであったわけじゃない所も
一層、不思議な魅力を持たせていますよね。

で、この映画、ココ・シャネルの全体像っていう意味では
物足りないんですが、駄作じゃないと思っています。
彼女のコアな部分、その初期に焦点を当てているので
hiroeさんは気に入るかもです。映像も美しいですし。
自分は好きか嫌いかを問われれば、好きな映画です。(∩.∩)

シャネル・スーツ、シンプルなツィードのものとか
日本の女性にも似合うものもたくさんありますよね~。

フェンス越しの猫ちゃんも、
哀しい場所にいるのですけれど、意志の強そうな魅力的な猫ちゃんでした。

投稿: ピュンピュン丸 | 2009年10月13日 (火) 13時16分

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